私、恥ずかしながら、元、公立学校の教員でしたのよ。( 2 )

私、恥ずかしながら、元、公立学校の教員でしたのよ。( 2 )

 教職を目指す、多くの学生は、壺井栄先生の【 24の瞳 】を、読んで、

大石先生のような教員になりたいと思い、そして、卒業して、

張り切って、赴任先の学校に、向かいます。

私も、張り切って、向かいました。

父の車を、勝手に、運転して。

もちろん、学生時代に、運転免許証は、取っていますが。

私は、人を、びっくりさせることが、大好きなんです。

今でも。

困ったものです。

父は、何も言いませんでしたので、父の車は、私のものになりました。

 

入学式には、教員の一人として、嬉しく、参加しました。

かわいい我が子を、ここまで、育てたという自信と、誇らしげな御様子の

親御さんたちが、とても、美しく、

「よく、やりましたね。おめでとう。」と心から祝福しました。

本当に、入学式は、すてき。*****何回立ち会っても、すてき。

 

内緒ですが、卒業式には、いつも、いつも、そっと、泣いてしまいます。

恥ずかしいので、わからないように。

だって、卒業するということは、素晴らしいこと。

頑張ったね。

よく頑張ったね。

そして、これから、遭遇する、いいことも、悪いことも、乗り越えるのよ。

負けたら、だめよ。

頑張るのよ。

負けたら、だめよ。

頑張るのよ。

そして、幸せになって。

幸せになるのよ。

先生、祈っているからね。

 

そう思うと、自然と泣けてしまいます。