私、恥ずかしながら、元、公立学校の教員でしたのよ。( 7 )

私、恥ずかしながら、元、公立学校の教員でしたのよ。( 7 )

始業式も、終わり、待ちに待った38名の子供たちとのご挨拶も、終わり、

学校生活が、はじまりました。

月曜日から金曜日まで------午前中 4時限の授業 午後 1時限の授業

土曜日----------半ドン と言って、

             午前中 4時限の授業のみ。

            現代と違って週休二日制では、ありませんでした。

            それでも、午後の授業がなく、次の日が、おやすみだと

            思うだけで、わくわくする思いでした。

 

 教師たちは、毎年、年1回 1学期終業式後 校庭に、観光バス1台がきて、

 それに乗って、あわただしい親睦旅行に出かけます。

 午後から観光バスで、出かけ、何時間も、何時間も、観光バスに、揺られ、

 ふらふらになって、やっと、観光地の旅館の夕食に間に合うように

 到着して、すぐ、校長先生中心に、宴会が、はじまります。

 校長以下男性教師は、みんな、判で押したように、旅館の浴衣に、着替え、

 くつろいだふりをして、お膳の前に、座っています。

 宴会が始まります。

 からの、お銚子のびんが、1本、2本、3本と、どんどん、増えていきます。

 旅館のお料理は、かわりばえのしない、ご存知、いつもの通り。

 

 宴会好きだか、校長へのご機嫌伺いだか、しらないが、

 我が、4年学年主任兼教務主任の政治力抜群の「どじょうすくい???」が、

 はじまり、旅館の仲居さんまで、やんやの大騒ぎ。

 

 途中での退席は、許されず、女性教師は、真夜中まで続く宴会に、

 いつ、温泉入浴が、できるのかしら?と、気もそぞろ-----

 

 真夜中近くになって、やっと、私の尊敬する6年の学年主任が、

 「もう、疲れたでしょうから、この後は、ご自由に。」

 

 どこの世界にも、良い人は、いるものだ。

 

 誰が、親睦旅行先を決めているのかしら?

 教務主任兼4年学年主任に、聞いたら

 「大勢の先生方に、聞いて、希望を聞いて、決めているんだ。」

 

 私は、ほかの先生方に「親睦旅行先の、希望、きかれた?」と、聞いたら

 「聞かれたこと、ないよ。

  親睦旅行先は、校長と、教務主任と、一部のご機嫌伺いの連中が、勝手に、

  毎年、決めているよ。」

 

 こんな、親睦旅行 まぁ 楽しかったけど

 親睦会費は、女性は、半分にしてほしいなぁ、***